4200m-Paso de Jama-[20150430@Calama]
Boliviaに抜ける前にChileのAtacama砂漠に寄る。
AtacamaからBoliviaのUyuniに直接抜けるツアーというのがあって、Laguna VerdeやLaguna BlancaといったChileに限りなく近いがBolivia側にあるポイントをついでに観て回れる。とても便利なルートなのだが、途中のLaguna Verde、Laguna Blanca辺りは標高が比較的高い(Uyuni:3700m/Laguna Verde:4300m)。
高い標高に慣れていない事を考慮してChileのAtacamaの町(2400m)で徐々に慣らし、ChileのPaso Ollague(3600m)経由でBoliviaに入る事にした。
この経路のバスがChileのCalamaから出ているので、Atacamaに滞在する前にCalamaでバスの下調べをする。
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今回の旅最初の国境越え。
Salta-Caramaを一気にバスで抜けるので特別面倒はない。運転手の指示に従って手続きをするだけ。
夜行バスで出発し、早朝に国境のPaso de Jamaに。出入国管理関連の建物以外何もない山の上。
山越えをするのはわかっていたが、少々調べが甘かった。
判りやすく空気が薄い。
バスから荷物を引っ張り出して出入国管理の建物まで運ぶだけで息が切れる。血の気が引いてしゃがみたくなる。
どうやら我々は高度変化に弱いらしい事が後々判るのだが、ここでは同じように息を切らせてへたり込んでいる旅行者が割といて、貧血を起こして倒れている人もいた。標高の低いSalta(1100m)から来た所為だろう。
とはいえたいした時間が掛かるわけでもなく、出国・入国手続きを終えてバスは順調にCalamaに向けて出発。あとは高度が下がるので楽になると思っていたのだが、なんだか妙に気持ち悪い。
このあと、Calamaに着く直前にバスのトイレで吐き、頭痛でふらふらしながらCalamaの宿に辿り着く。
後で調べたらPaso de Jamaの標高は4200mだった。
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高山病の話はよく耳にしていたので、何かしら不調を経験するだろうとは思っていた。
実際にこのあとも標高の高いところを行き来する事になるのだが、想像と違ったのは、標高が高い事自体よりも高度変化がしんどいらしいという事。
上がろうが下がろうが短時間に標高が大きく変化すると、頭の血流の対応が追い付かないらしい。
ArgentinaのCafayateにいる時に出会った旅行者が丁度逆向きのルートでBoliviaを通ってきていて、彼らからAcetazolamideという薬が手に入るらしいという話は聞いていたので、早速Calamaの薬局で購入。
以降、この薬が手放せない。
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Calamaは鉱山の街で色気も風情もないが、Chileに入ったからだろうか、新しい車が多く走っている。信号が機能していて、運転が穏やか。車が人に道を譲る。
洗練された感覚が培われているかと思いきや、食事は雑。食堂でコーヒーを頼むとお湯とネスカフェがでて来て自分で溶かして飲むのが普通だったり、ハンバーガーを頼むとフライドポテトがわざわざハンバーガーに挟まって
出てきたりする。
おかげでスーパーで売ってるみかんやりんごがやけに美味い。



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Atacama(Salta,Argentina方面)やBoliviaに行くバスは町の中心にあるそれぞれのバス会社の事務所の前からしか出ていない。
早朝に出発するバスに乗ろうと事務所の前に行くと、まだ事務所が開いていない。荷物を抱えて道路脇に佇んでいる人が何人かいるので、ここで待つしかないのだなと判るのだが、暗いし寒いし、あまり頂ける状況ではない。
おまけに野良犬が大量に徒党を組んで何やら吠えまくっている。
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バスのチケットを買うときに事務所のおばさんが紙に何か書いて渡してきた。スペイン語で書かれていてなんだかよく解らなかったのだが、宿に帰ってgoogle先生に訊いたら、「絶対に誰にも荷物を渡してはいけない、さもなくば盗まれるだろう。」ですって。
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いかにも物盗りが出そうな夜明け前の暗い道路脇で吠えまくる犬の群れに囲まれていると、群れから距離を置いた一匹がすたすた寄ってきて隣に
並んだ。
不思議なものですぐに判ったのだが、何故かこの犬、お味方して下さっているご様子。
こちらを見上げもしないので愛想を振りまいて餌を期待しているわけでもないらしい。
何が義侠心を生み出したのか、隣に並んで睨みを利かせ、犬・人の区別無く近寄るものに吠えまくる。
頼もしい限りである。
我々は彼を(町内)会長と名付けた。
味方されているから当方にはいい奴なのだが、この会長、どうやら一画をシメているやんちゃくれらしく、別の群れが通りに入ってくるなり、我先に突撃し狂ったように追い立てる。おまけに、見境がないのか、通りに入ってくる車にまで喧嘩を売りまくる。
この通りは会長のニワらしい。
車に喧嘩を売るのが今一番アツい根性の魅せ方らしく、会長が先陣切って車の前に躍り出ると子分の連中が同じように車の前に飛び出して行く。
走っている車の前に出て行くので、轢かれてしまうのではないかと気が気でないのだが、たいしたもので絶妙な距離感を保ちならが走る車の前でメンチを切りまくる。
たぶん、本当にその行為に意味は無くて、かつて暴走族やらチンピラがしていたのと同様、衝動の発散が儀式化している。
不健全である事も含め、都市化の様式としては人間に極めて近い。
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Atacamaに行く時も、Boliviaに向かう時も、会長は隣にやって来た。
バスの中から会長に挨拶しようとしたけれど、会長は振り向かなかった。
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CalamaからChile国内各所に向かう長距離バスは町の中心から少し離れた大きなバスターミナルから出ているのだが、Atacama(Salta,Argentina方面)やBoliviaに行くバスは町の中心にあるそれぞれのバス会社のオフィスの前からしか出ていない。
いずれの方面に向かう場合も、早朝の便は暗い道路脇で待つことになる。
地元の人複数に「荷物に気をつけろ。」と言われたので、たぶん物盗り被害が多いのだと思う。 -
ArgentinaやChileからBoliviaのUyuniに抜ける際、幾つかルートがあるが、見た限り最も旅行者に人気なのはVillazon抜けの長距離バス。Saltaから出ていて、旅行者の多くが利用していた。
次がAtacamaからUyuniに抜ける3泊4日のUyuniツアー国境越えオプション。我々はUyuniに入ってこのツアーを国境越え無しで利用したが、高度順応に問題がなければ国境越えオプションでツアーを利用した方が賢い。
我々が選んだCarama-Ollague-Uyuniのバスルートは全く旅行者向けではないようで、バスに同乗していたのはほぼBolivia里帰りの地元民だけだった。手間も掛かりCalamaの宿も無駄に高いのでこのルートは全くお薦めできない。 -
Calama自体はChuquicamata銅山によほど興味があるのでない限り、滞在を薦める理由は見当たらない。
Chuquicamata銅山の見学は無料。事前にメール(visitas@codelco.cl)での予約が必要だが、メールに対する返信は爆速で返ってくるので予約は非常に取りやすい。
実際行くと確かにデカいのだが、銅山の巨大な穴を観られるポイントが一箇所のみに定められていて、かつあまり穴を覗き込める場所に設定されていないので、満足感は無い。 -
Hostal El Loa・・・3泊。バス会社の事務所に近い。ベッド固め。シャワー無難。WIFI無難。洗濯物は屋上に干せる。キッチン無し。謎にロビーが臭い。
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Gheox hostel・・・1泊。比較的賑やかな通りにある。ベッド固め。シャワー良。WIFI無難。洗濯不可。キッチン無し。 Booking.comで予約したら、宿泊後に勝手にキャンセルされた模様だが詳細は不明。
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Acetazolamide・・・高度障害に使える薬。(薬自体は本来、別の病状に対して処方されるものらしい。)商品名はメーカーによって異なるが、薬局に行って「Acetezolamide」と紙に書いて見せれば、同成分の薬を出してくれる。処方箋はいらない。250mg錠・500mg錠だったりする。高度変化の大きい移動日の前日夜から4−6時間置きに250mg錠1錠程度服用で効果。具合が悪くなってから飲んでも十分効果が実感できる。我々は高度変化にとても弱いらしく、この後事ある毎に飲んでいる。個人差がある話なので参考程度と捉えて頂きたいが、私の場合は高度変化の大きい移動日の前日から当日のみ服用し、その後は自然に高度順応できている。
お薬なのでご自身でよく確認して服用して下さい。
