匂い-mustard-[20150404@BuenosAires]

匂い-mustard-[20150404@BuenosAires]

他所の国に着くと何となく先ず匂いが気になる。
凡そ好い匂いでは無いが、積極的に嗅ぐ。

他所の国の玄関は概ね空港だから空港の匂いが第一印象になる。
タラップが屋外で且つ日のある頃の到着ならば風の匂いが判るが、その条件で降りる事は少ない。
で、匂う場所というか、むしろ臭う場所は決まっている。

便所。

便所を嗅ぎに行くわけではない。
便所は最も強く匂いを放っている事が多い。
くさい臭いは勿論、それを消そうとしてる洗剤や芳香剤の匂いで通路やロビーより匂いが強い。
人の体臭と香水の匂いも残る。残滓。

ParisのCharles de Gaulle空港に着いた時の印象が強い。
高価とは云えない香水の香りと、肌の黒い人達の体臭(肌の白い人達の体臭よりいい匂い)がして、ここはそういう土地だったんだなと感じた事を憶えている。

・・・

往路飛行で経由地のIstanbulの空港は免税店が充実していた。
道中の臭い消しを兼ねて香水を一つ買う。試し嗅ぎし放題なので、普通の香水が好きな人にはIstanbul空港はお勧めできる。

・・・

南米のコーヒーに漠然と美味しそうなイメージを持っていたのだが、少なくともArgentinaではどこでも美味しいコーヒーが飲めるとは云えない。大抵薄い。
で、こちらで出てくる美味しくないコーヒーは口に含んだ時の香りが良くない。
そんなはずはないのだが、洗剤の類の匂いがするように感じる。
以前に似たような匂いをHawaiiで嗅いだ記憶があり、その匂いは部屋の清掃に使う洗剤の匂いだった。その匂いにとてもよく似ている。
街の交差点に在るカフェ兼レストランのようなところは、半々ぐらいで香りの悪いコーヒーを出す所と普通(?)のコーヒーを出す所が混ざっている。
使う水の違いなのか使う豆の違いなのか、あるいは食器に使う洗剤の違いなのかもしれない。

美味しいコーヒーも勿論ある。
イタリアン寄りの所では美味しい濃いめのコーヒーが比較的出るように思う。

美味しいアイスコーヒーは匂いに拠らず期待できない。
こちらの人はあまり飲まない様子。
無闇にアイスコーヒーが飲みたくて不粋ながらStarbucksで頼んでみたが、氷が溶けて薄まったコーヒーしか出てこなかった。

・・・

旅で大きなトラブルにあった事がまだ無い。
小さなトラブルにあった記憶もほぼ無い。
遭わないに越した事はないのだが、遭わないから実際の回避能力には若干不安がある。
で、早速それらしいものに遭った。

交差点で気を抜いて建物を撮っていたら、なんだか空からポタポタと液体が降ってくる。水では無いし、鳥の糞でもない。背にした建物の上からいたずらでもされているのかと思いその場を離れ、匂いを嗅いでも何だか判らないその液体を拭きながら、気付いた。
此れ、世に所謂マスタード何たらであったよう。空から降ってきたと思った液体は、どうやら少し遠目の背後から吹き付けられた模様。その場を直ぐに離れた所為か他に被害は無し。

しかし気になるのは、この液体。食品か或いは男性用整髪料か。
何だか判らない絶妙な、匂い。


  • San Telmo/ Boca
    に歩いて行く場合、途中どうしても日中すら閑散とした道路を使わざるを得ないが、大き目の道路を歩けばそれほど問題は無い、はず。(上に記したアクシデントは日中San Telmoからの帰りに遭った事ではあるが。)
    加えて、週末土日はあからさまに人の往来が減る事は覚えておいた方が良い。
    歩いて目に付いた範囲で、入るのはやめておいたほうが良さそうだなと感じたのはRetiro駅の脇の小道ぐらい。